【風水】玄関を整えて運気を呼び込む｜必須アイテム＆気を付けるポイント+NG事例

人生はいつも順風満帆ではありませんよね。

「頑張っているのに、成果が出ない」「何をしても報われない」

そんな時期が必ず巡ってくるものです。

万策尽きた･･･と感じているなら、最後の頼みの綱として風水を試してみませんか？

風水は、約4000年前に中国で生まれた環境学。

家の中に良い“気”を招き入れることでもっと幸せになろう！という学問です。

今回は、風水を使った「幸せを引き寄せる玄関」の作り方をご紹介！

やってしまいがちなＮＧ例も合わせてご紹介しますので、ぜひご自宅の状態と照らし合わせながら読んでみてくださいね。

玄関の風水を整えるとどんな効果がある？風水ポイントを解説

玄関をパワースポット化すると家族が幸せになる！

「風水」と言われると、なにやらとても難しいことのように思われるかもしれません。

人によっては「なんか怪しい」「高額な壺を売りつけられるイメージだ」という方もいらっしゃるでしょう。

しかしご安心ください！実際はそんなことはありません。

風水で玄関を整えるということは、わかりやすく言えば「玄関をパワースポット化する」ということ。

そこを通ることで気分が上がり、「ヨシ、今日も頑張るかー」と思えたり、外で嫌なことがあったとしても玄関に入った瞬間に「ああ、なんかホッとする」と癒されたり。

みなさんも、そんな経験はありませんか？

もし、あなたの家の玄関がすでにそのような「パワースポット」になっているのだとしたら、風水的に全く問題ないということです。

“気”という目には見えないものを扱うテクニックですから、「これが絶対に正解だ」という答えがあるものではありません。

その答えを知っているのは、唯一、あなたや家族の心なのです。

世間に出回っている風水知識やテクニックよりも、まずはあなた自身のハートが感じることを大切にしてくださいね。

無意識にポジティブな暗示をかけられる

玄関は、一つの「境界」ですよね。

外と内、パブリックとプライベート、他人と家族。

次元と次元をつなぐ場所ですから、そこを通る時に私たちの無意識では知らず知らずの間に「スイッチ」の切り替えが行われています。

「さあ、仕事に行くぞ。靴を履いたから、今から仕事モードON！」

「はー。今日も疲れた。帰ってきたから、外出モードはOFFにしよう」

こんな感じで、自分でも意識していないうちに私たちはスイッチをONしたりOFFしたりしているんです。

この時、「あーあ、今日も仕事かあ。嫌だなあ。でもしょうがいないからスイッチ入れるか」と嫌々ながらONにするのか、「今日はなんだか気分いいな。一日頑張ろう」とモチベーション高くONにできるか。

この違いは脳の働きを変え、その日の仕事のパフォーマンスにも差を生じさせてしまいます。

玄関に風水を取り入れるということは、スイッチを切り替える場所を心地よい空間にするということ。

スイッチに油をさして、心のスイッチングをスムーズにするということ。

人の心の状態が環境によって受ける影響は決して無視できないものです。

仕事に対するモチベーションが上がらないのであればなおさら、環境を整えることで少しでもメンタルの状態が上向くように工夫することが大事！

「凶を絶対に避け、吉に赴くことが大事である」が風水の基本ですから、出かける前のスタート地点が凶だったら目も当てられない1日になりますよね。

だからこそ、1日をスタートさせる「境界」である玄関を整えることは非常に重要な意味を持っています。

「これから素敵な場所に行けるんだ」と、無意識レベルでポジティブなスイッチングができるように、玄関を整えましょう。

金運の神様が入ってきやすい

みなさんは、家に入る時どこから出入りしますか？

「ベランダ」とか「勝手口」という方もいらっしゃるかもしれませんが、大多数の方は「玄関」と答えるでしょう。

同じ様に、運気もまた玄関から出入りします。

ドアを開けると、外から家の中に風が入っていきますよね。

あの風に乗って様々な“運”が家の中に流れ込んでいくのだ、とイメージするとわかりやすいでしょう。

想像してみてわかるように、運気は私たち自身よりも先に室内に入っていきます。

「ストーップ！良い運気か悪い運気かチェックするからちょっと待っててね」なんて止めておくことはできません。

良いものも悪いものも、一瞬で入り込んでしまう･･･だからこそ、悪いものを除け、良いものだけを取り込めるような玄関にしておくことが大事なのです。

とりわけ、金運の神様はキレイ好きだと言われています。

玄関が汚い状態だと、「あ、ここの家はやめておこう～」と素通りしてどこかに行ってしまうなんて説もありますので、玄関を整えておくことは「お金の神様に棲みついてもらえるかどうか」を左右すると言っても過言ではないでしょう。

悪いことが起こりにくくなる

商業施設や観光地のトイレに行ったとき、こんなメッセージが貼ってあるのを見かけたことはありませんか？

「いつもトイレをキレイに使っていただきありがとうございます」

どうして、「トイレをキレイに使ってください」と書かないんだろう？と疑問を持たれた方も多いでしょう。

この言葉には、「あなたはトイレをキレイに使ってくださる方ですよね。そう信じてます！」という無言のプレッシャーのようなものが感じられますよね。

人間は、こういったプレッシャーや期待に弱い生き物です。

このようなメッセージを見ると、つい応えたくなってしまう･･･だから、トイレを汚したら自主的にキレイにするようになり、結果的に本当に「いつもきれいなトイレ」ができあがるというわけ。

キレイな場所は自分もキレイに扱おうとする心理が働きますので、その後に入る人にも同じ現象が続きます。

これと同じように、玄関もいつもきれいな状態であれば家族も汚さなくなりますし、悪いものも入って来なくなる。

“邪気さん”が玄関先にやってきたとしても、ピカピカの玄関の光に圧倒されて退散する･･･そんなイメージですね。

玄関は外と内を隔てる境界であり、「ここから先は守られた空間ですよ」という結界を作る意味もあります。

玄関風水＝幸せを呼び込む、お金持ちになる！という意味で捉える方が非常に多いのですが、実際は「悪しきものをよせつけないようにする。それが結果的に幸運につながる」ということ。

究極的には、悪いものさえ入ってこないように気を付けていれば、特に良いことをしなくても自然と運は良くなっていくはずなのです。

風水の基本についてはコチラの記事でも解説していますので、ご興味のある方はぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

玄関の風水を整えたい！必須アイテムはコレ！

新しい掃除用具

風水の基本は「悪しきを徹底的に避ける」。

汚れたもの、汚いもの、乱雑な場所は悪しきものを引き寄せやすいので、玄関は常に美しく保ちたいものですね。

･･･となれば、なにはともあれ「掃除から」ということになります。

まず必須アイテムとして新調すべきはほうきとちりとり。

みなさん、ご自宅にこのセットは用意されていますか？

「うちは、ルンバにお任せしてるから♪」という方も多いですが、「ほうきで掃く」という行為にはゴミを除去する以上に特別な意味があります。

それは、「邪気を祓う」ということ。

私たちがほうきでゴミやほこりを掃いている時、実はそこには悪い運気、邪気も一緒にくっついているんです。

それを「払って＝祓って」捨てるという意味があるので、風水的に見れば掃除機よりもほうきで掃くことをおススメしたいですね。

「掃く」という行為を通じて心の中にたまったモヤモヤが解消されることも多いものです。

さらにこだわるなら、ほうきは棕櫚（シュロ）にしましょう。

天然素材なので使い込むほどに味が出ますし、適度に油分があるため、掃き掃除を続けているうちにフローリングに自然な光沢が出てきます。

魔除け＆天然のワックス効果があるのに＠数千円というコスパ最強の開運グッズなんですよ。

カインズホームなどホームセンターなら1本1000円～2000円で購入できますのでぜひチェックしてみてください。

悪い気を吸収する「天然素材の玄関マット」

外から帰ってきて家に入る時、「足の裏」を気にしたことはありますか？

「山に行ったわけじゃないし、、コンクリートの上しか歩いてないんだから、さほど汚れてないでしょ」

そう思われるかもしれませんが、靴の底には見えない“念”がたくさん付着しています。

世の中には、仕事でうまくいっている人もいれば、失業して今日食べるのも苦しい人もいる。

本命の相手と結婚して幸せに暮らしている人もいれば、愛していた人に裏切られて不幸のどん底でもがいている人もいる。

家族みんな元気で幸せに暮らしている方もいれば、不慮の事故や病気で家族を失い、自らも命を絶とうと考えている人もいる･･･。

実に様々な境遇の人がいて、彼らはみんな同じ道を歩き、駅や電車を利用しています。

そこを歩いた靴は、果たして本当に「大丈夫。綺麗だよ」と言えるでしょうか。

そこで風水では、外で吸収してきた邪気を吸収させるという意味で、玄関ドアの前に玄関マットを敷くのが理想的だと言われています。

それが無理だという場合は、靴を脱いで上がったところにマットを敷くようにしてください。

これだけでも、「家の中に邪気を持ち込まない」という意味があります。

ただし、これも汚れを放置してしまうとかえって玄関に悪い気を発生させる原因になってしまいます。

こまめに洗って浄化しましょう。

邪気を払う「盛り塩」

お客さんがたくさん入っていて景気が良さそうなお店、あるいはお金持ちそうなお宅の家の前でよく目にするのが、小さなお皿にこんもりと盛られた塩。

いわゆる「盛塩」ですね。

日本では古来、塩には不浄なものを清めるご利益があると信じられていて、家に邪気を寄せ付けないために塩を盛るという風習があるのです。

さらに、盛塩には「人を集める効果がある」とも言われているので、客商売をしているお宅では積極的に取り入れているのでしょう。

事業をしているわけではなくとも、一般的なご家庭の玄関でも盛塩を目にする機会は多いですよね。

高額な風水アイテムを買うのと違ってかかる費用もたかが知れていますし、風水ビギナーの方にも挑戦しやすい開運アイテムと言えます。

ただし、盛塩は天然のお塩でなければ意味がありません。

合成された塩でも味に大差はないかもしれませんが、風水は自然の力をうまく利用して運気を上げていく環境学です。

必ず、天然の製法で作られた塩かどうかを確認してから使うようにしてくださいね。（イオン交換膜という表記があるものは化学的に合成されたものです。必ず「産地」を確認するようにしましょう。）

また、塩は邪気を吸うので、置いたからには定期的に交換する必要があります。

目安は1週間に1回程度。

頻度高く交換しなければいけないことを考えると、あまり高額な塩ではなく普通にスーパーで買えるお塩でも十分ですよ。

「どれを選んだら良いのかわからない」という方は、清め塩と器がセットになったこんな商品もあります。

作ったら、玄関ドアを開いても邪魔にならない場所（隅）に置きましょう。

幸運を増やす「鏡」

出かける前は、鏡で全身をチェックしてから出かけます！というみなさん。

鏡はどこに置いていますか？

風水的にみれば、玄関に鏡をレイアウトすることも運気アップに一役買ってくれます。

鏡は良い運気を呼び込み、それを増やしてくれると言われている風水開運アイテムです。

ただし、どこに置くが重要。

よく、「玄関入って右は仕事運、左は金運アップに効果的」と言われますが、玄関入って左（室内から見ると右）は「白虎位」といって争い事を意味するという説もあります。

ここに鏡を置くと、家庭内に争い事が起きやすくなりますので注意しましょう。

正しくは、玄関から入って右側の「青龍位」という幸運スポットに配置するのが理想的です。

外から入ってきた良い運気を増やし、家の中をスムーズに循環して幸せが満ちるようにサポートしてくれます。

ちなみに、玄関ドアの正面に鏡を置いてしまうと、せっかく入ってきた良い運気がことごとくはね返されてしまいます。

それに、お客さんの立場になってみても、入っていきなり鏡があって自分の顔を直視させられたら、ちょっと萎縮してしまいませんか？

幸せをストックできる玄関にするためにも、すぐに外してください。

マイナスイオンを発生する「観葉植物」

緑を見ると、なぜだか安心したり、身体がリラックスするのを感じたり。

これは誰でも一度は経験がある感覚ではないでしょうか。

それは、私たちもまた森の住民だったから。

文明がどれだけ進歩しても、私たちの身体はその頃のことを忘れていません。

だから、植物や緑のものを見るとほっとくつろげるのです。

現代を生きる私たちにとって、家は「森」のようなもの。

狩りから帰って、ほっと心身を休められる癒しの場所ですから、その入り口である玄関もくつろげる空間にしたいですよね。

そこでおススメは、観葉植物を置くことです。

植物は人の心身をリラックスさせるマイナスイオンを発生させますし、風水的にみれば「邪気を吸収してくれる」と言われています。

気持ちを冷静にさせてくれる心理効果があるので、外から持ち帰ったイライラを玄関でリセットする効果も期待できるでしょう。

家族関係を円満にするという意味でも、観葉植物を置くことはぜひおススメしたい開運アクションです。

種類としては、葉が尖ったものよりも丸いものがおススメ。

また、葉が垂れ下がるものではなく上に向かって伸びていく種類のほうが気持ちも運気もアップさせてくれます。

具体的には、モンステラ、ゴムの木、ベンジャミンなどが見栄えもよく育てやすいのでおススメです。

自分が笑顔になれる物

風水で「これは良い」「これは絶対に取り入れるべきだ」と言われている物は実にたくさんあります。

しかし、ただ盲目的に、闇雲に取り入れることはおススメしません。

自分の家に取り入れるべきかどうかの判断基準は、「私や家族が幸せになれるかだろうか？」ということ。

なぜ生活に風水を取り入れるのが推奨されるのか。

それは、シンプルに、家族や自分が幸せになれるからです。

そのためには、自分や家族が自然と笑顔になれるようなものを玄関に置くのが最も効果的！

たとえば、家族の写真　子供が描いた絵、綺麗なお花、いい香りのするアロマ、旅行のお土産の置物、お気に入りの名言･･･etc。

究極的には、あなたの気分を上げてくるものは全て「開運アイテム」になり得るのだということです。

ただし、放置してホコリをかぶった状態になってしまえば、それもまた「不運を招く凶アイテム」に変化してしまいます。

置くならこまめにお手入れをすること。

それができないなら、むしろ何も置かないほうが風水的にはずっとマシなんだということも覚えておきましょう。

もっと運気を上げたい！玄関の風水パワーがアップするためには

毎日、掃除する

「今よりも幸せになるためには？」「今より運気アップするためには具体的にどんなことをしたら良いでしょうか？」

風水師によく寄せられる質問内容ですが、どんな風水師の方も共通して必ずおっしゃることがあります。

それは、「毎日、玄関を掃除しなさい」ということです。

世の中には、毎日欠かさずに家中ピカピカに磨き上げます！というタイプの方もいれば、「忙しくてとても毎日掃除なんて無理だ」と言う方もいるでしょう。

しかし、玄関だけは、玄関だけは毎日磨きなさい！と彼らは言うのです。

なぜなら、玄関は運気をプールする場所、「パワースポット」だからです。

ここが汚れた靴で隙間なく埋められていたり、ホコリだらけのカビだらけだったら、幸運さんもドン引きして逃げ出してしまうでしょう。

実際、みなさんも友達の家に行って玄関が汚い状態だったらちょっと引きませんか？

「おしゃれでしっかり者だと思っていたけど、○○ちゃんって意外とズボラなんだ」

「思ったよりだらしない人なんだな」

そんな風に相手に対するイメージが変わってしまうかもしれませんし、もっと読みが深い人なら

「片づけられない人なのかな。精神的にも色々ため込みやすいかもな」

なんてことまで考えてしまうかもしれません。

幸運体質になるためにも、そして人間関係で余計な詮索をされないためにも、いつでも人を招ける玄関にしておくことは大切なことです。

塩雑巾で水拭きする

玄関は、「広く、明るく、清潔に」が風水の基本。

ですが、キレイに掃除しているつもりでも、よく見ると汚れがこびりついていたりするものです。

そしてその汚れには、もれなく“邪気”もセットになっています。

これを除去する意味でも、こまめに（できれば毎日）玄関の床を水拭きしましょう。

その際、水に塩を少し溶かして。

塩を溶かした水で絞った雑巾を「塩雑巾」と言いますが、塩雑巾で行う拭き掃除には強力な浄化効果があります。

実際にやってみるとわかりますが、想像以上に雑巾が真っ黒になるはずですよ･･･。

あなたの家の玄関は、それだけの“厄”をため込んでいたという証拠。

それでは運気が上がるはずがありません！

「え、玄関の雑巾がけなんてやったことないよ」という方は、思い立ったが吉日で今日から始めてみましょう。

ひと拭きする度に厄が剥がれて消えていく様子を思い浮かべながらやると、より効果です。

こまめに空気を入れ替える

外から帰ってきて、玄関のドアを開けた瞬間、どんな感じがしますか？

この時にあなたが感じる印象が、運気アップへの大事なカギを握っています！

もし、「もわっとして、なんか臭い･･･」という印象だったとしたら、その玄関には残念ながらあまり良い運気がストックされていません。

逆に、「ふわっと良い香り」「フレッシュな風を感じる」といった印象なら、玄関風水の効果が表れているのでしょう。

「あまり良くない空気だった」という場合は、まめに換気することを意識してみてください。

人間も、気持ちが塞いだ時は深呼吸するとリフレッシュできたりしますよね。

家も同じように、深呼吸が必要です。

また、ルームフレグランスやアロマで良い香りをプラスするのもおススメ。

柑橘系（特にオレンジ）は人の気持ちを前向きにさせてくれる効果があるので、「ムスク」や「フローラル」系のものよりもフルーティな香りのものを選ぶと良いでしょう。

加えて、いつも使っている柔軟剤を変えるだけでも、家の中全体の香りが変わることもありますよ。

専有面積の広い布類であるカーテンをお気に入りの香りの洗剤と柔軟剤で洗うというのも効果的です。

洗剤コーナーでグッとくる香りを探してみましょう。

良い香りには、好運を呼び込むとともに空間の“気”を活性化させる作用があります。

「なんとなく元気が出ないな」「やる気がないな」「モチベーションが上がらない」

そんな時、出かける数分前に玄関でちょっとしたアロマを焚いて置くだけでも、出かける時の心の持ちようはだいぶ変わってくるものです。

高級品を1～2品置く

お金持ちの方の家の玄関＝高級な壺や掛け軸が飾ってある。

そのイメージはあながち間違いではなく、実際にお金持ちな人は玄関に高級品を飾る傾向があります。

裏を返せば、高級品を置いていたから成功できた、お金持ちになれた･･･とも言えますよね。

風水には「お金は寂しがり屋だ」という考え方があり、仲間がたくさんいる場所につられて寄っていく性質があります。

だから、薄汚れて寂しい玄関よりも、ピカピカで質の良い物が置いてある玄関を好んで入っていくというわけ。

また、ちょっとだけ背伸びしないと手が届かないものを置いておくだけで、私たちの無意識は「これに見合う自分になろう」と努力する方向に働きます。

玄関は、毎朝、出社する前に通過する玄関ですからなおさらのこと。

今よりもちょっと上の自分、今よりちょっとランクアップした自分。

その姿をありありとイメージすることで、私たちは「今」を超えてより高みへとステップアップしていくことができるのです。

「そう言っても、“壺”ってあまりにも風水っぽくてちょっと抵抗があるなあ」という方は、動物やフルーツをモチーフとした彫刻、写真フレーム、有名なアーティストの作品･･･等々、自分的にグッときたアイテムをセレクトしてレイアウトしてみてください！

座右の銘が書かれた額縁を飾る

玄関に、高級そうな額縁が飾ってあるというのも成功者のお宅あるある。

絵画を飾る方も多いですが、「座右の銘」「お気に入りの言葉」をディスプレイする方も多いですね。

なぜ彼らがそんなことをするか？

玄関は彼らにとってパワースポットだから！

毎朝、玄関で自分の中にある「仕事スイッチ」をＯＮにしてフル充電で出かけているようなイメージです。

その「充電」に一役買ってくれるのが、額縁に飾られた言葉。

私たちは、時に言葉によって励まされ、時には言葉で傷つけられ、滑稽なほどに「言葉」に踊らされています。

日々、膨大な数の言葉に触れていく中で、何か一つ、「この言葉だけは絶対に忘れない」というフレーズを見つけておくと、どんなに傷つくことを言われたとしても案外なんとか乗り越えられたりするものなのです。

そう、言葉は「お守り」にもなるんですね。

あなたにも、心の宝箱にしまい込んである言葉があるのではないでしょうか？

ぜひ、取り出して、ちょっとゴージャスな額縁に入れて玄関にディスプレイしましょう。

お気に入りの言葉で始まり、お気に入りの言葉で終わる毎日。

これを積み重ねるだけでも、1年後は予想もしていなかったような新しい場所に立っていられるかもしれませんよ。

必ず挨拶をする

「運気を上げる」とか「下げる」とか言いますが、実は誰でも手っ取り早く運気を上げる方法があるんです。

それは、「大きな声を出すこと」。

声（音）は空気を振動させますよね。

それは、ある意味では“気”を動かすこととイコール。

声を出すことは、自分の中と外側にある“気”を両方動かせるという素晴らしい開運テクニックなのです。

小さな声でもごもごしゃべっている人は、それだけの運気しか動かせません。

「もっと大きなことを成し遂げたい」「運を動かして、今の自分を変えたい」

そう思うのであれば、出かける前に玄関に向かってはっきりと「行ってきます！」とあいさつをしてから出かけてみてください。

たったこれだけのことですが、朝イチで自分を取り巻く運気を動かすことができます。

また、玄関は誰にとっても一種のパワースポット。

「今日もよろしくお願いします」という気持ちを込めて、家中の神様に向かって「いってきます！」と挨拶してから出かけましょう。

玄関の外回りはどう整える？気を付けるべきポイント

枯れた植物は即効、撤去！

以前、風水関連のコラムで「億万長者になれる人たちは、家の前に鉢植えを決して置かない」と書いてあるのを見かけたことがあります。

これについては、「人の価値観は様々だ。決めつけはいかがなものか」「億万長者になるよりも、花を愛でる生活のほうが心は豊かだ」等々、ちょっと批判的なコメントが多く寄せられていました。

しかし、枯れた植物の鉢植えや、割れた鉢植えの数々を家の前に放置しておくことについては絶対にNGです。

生き生きとした植物は玄関や家の中の運気を活性化してくれますが、枯れた植物にはその力がありません。

また、割れた鉢植え、ガーデニング用品、その他諸々を玄関の外回りに置いておくと、運気の通り道を塞いでしまいます。

これでは福の神が寄り付かなくなってしまいますので注意しましょう。

「植物を買ってもすぐに枯らしてしまう」「物をため込みやすく、片づけてもまたすぐ買い溜めてしまう」「どうしても物を増やしてしまう」

こういうタイプの方は、家の前に植物を置くのは「1個まで」「2個まで」と個数をあらかじめ決めておくと良いですよ。

1個枯れたら、処分して1個買い足す。

これをルールにしておけば、無駄に増やして収拾のつかない状態になることはなくなるはずです。

インターホンはこまめに拭こう

玄関の床やドアの前はせっせとお掃除している。

だからゴミは落ちていないし床もピカピカ！

でも･･･、残念ながらインターホンがほこり＆手垢だらけのお宅はけっこう多いです。

自分では完璧に掃除できているつもりでもこういった盲点があるので要注意ですね。

インターホンは、外部から入ってくるお客さんとその家に住む人を最初につなぐもの。

良い出会い、良い知らせをもたらす媒体です。

運気もまた「お客さん」ですから、やはりここが汚れていると良い運気に回避されてしまいますし、「壊れていて鳴らない･･･」なんてもってのほかです！

「まさか」「インターホンくらいのことで運気が上がったり落ちたりするなんて」「そんなこと、本当にあるの？」

半信半疑かもしれませんが、お客さんの立場になってみると、インターホンの汚れはけっこう気になるものです。

他の部分が綺麗であればあるほど、「ああ･･･」と残念な気持ちになってしまいます。

なんでもかんでも「ピカピカを好む」と言われている金運さんならば、なおさらのことでしょう。

細部まで気遣いを怠らないこと、些細なことにも注意を向けることも、運気をつかむ上では大事なこと。

気付く力を鍛えるという意味でも、お掃除の時には細かい部分もチェックする癖をつけるようにしましょう。

盛塩を置いている方は、塩の状態をチェックするのも合わせてお忘れなく！

表札はつけたほうが良い

賃貸物件だと特に、玄関に表札を出していない方も多いでしょう。

昨今は防犯のためにあえてそうしている方もいらっしゃるはず。

ですが、風水の観点から言えば、運気をもっと上げたいなら表札は出したほうが良いです。

なぜなら、「ここは○○の家ですよ」と福の神さんにアピールすることになるからです。

神社でも、お祓いを受けるときは住所氏名を書きますよね。

「福の神を必要としているのはどこの誰なのか？」というのは結構重要なポイントなのです。

逆の立場になってみても、誰が住んでいるかわからない家にはピンポンできませんよね？

表札は、「その家を代表するもの」とも捉えられますので、できるだけ上質なものを選び、いつもピカピカに磨いておきましょう。

たったそれだけのことで、「こちらは、いつでも幸せを受け取る準備ができております！」と福の神にアピールすることができるのです。

たとえばこちらの表札は、シンプルながらも木目ならではの高級感がありますね。

https://www.juicygarden.jp/fs/jgstore/h2jgjg-001257

賃貸の方は、マグネットでつけられるタイプの表札もあります。

また、表札だけではなくドアノブやドアも磨いて綺麗な状態にキープしてくださいね。

本来はピカピカに光るはずのものをくすんだ状態にしておくと、それだけで運気を落としてしまいます。

自分が外から帰ってきて玄関全体を見た時に、「おっ」と気持ちが上がるような玄関を維持できるのが理想的です。

金属製の風鈴で「五黄殺」を除ける

もしかしたらあなたは、「年明けから、なんだかツイてないことばかり連続して起きている気がする」と感じていますか？

もしそうなら、玄関の方位に「五黄」という星が巡っている可能性があります。

五黄とは、九星気学の五黄土星のこと。

九星気学では、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星と全部で9つある星が毎年、8つの方角（プラス中央にある中宮）をある法則に従って巡っていると考えています。

五黄土星は「破壊の星」とも言われる強力な力を持った星ですが、この星が巡る方位に玄関があると災厄に遭いやすくなると言われているのです。

今年、五黄土星はどの方角に巡っているのか？というのはコチラのサイトでチェックできます。

https://keisan.casio.jp/exec/system/1207304031

九星盤の「年家九星」でチェックしてみましょう。

たとえば2021年は六白金星年で、五黄土星は南東の方角に巡っています。

家の中心から見て玄関と同じ方角に五黄が巡っているとしたら、「ツイてない」現象の原因は五黄にあるのかもしれません。

そのような場合は、玄関に金属製の風鈴を吊るしてみましょう。

金属製の風鈴の音色には、ネガティブな気を祓う作用があると言われています。

たとえばこちらは、縁起が良いと言われているフクロウをモチーフとしたアイアンベル。

かわいいデザインのウィンドウベルでも同じ効果が得られますので、パッと見た印象や音色など比較しながらフィーリングに合うものをセレクトしてみてください。

知らないと危険！玄関風水のNG事例

玄関の前に大きな木がある

これは、賃貸物件の内覧や新しい家を購入される際に注意して欲しい風水です。

玄関のドアを開けてすぐに大きな木がある物件は選ばないようにしましょう。

これは、「頂心煞（ちょうしんさつ）」という凶相です。

「家の前に大きな木があるなんて、なんだか守られているようで縁起が良いじゃないの」と思われるかもしれませんが、大木の直線のラインが運気を全て吸収してしまう･･･。

大木が運気の流れを妨げてしまい、家の中に良い運気が入って来なくなってしまいます。

危険度は非常に高く、住む人は多くのトラブルに見舞われるリスクがグッと高まると言われているのです。

それに、木の近くだと雷のリスクも高まりますし、虫や鳥の被害にも遭いやすくなりますよね。

「自然が大好きで、その弊害さえも愛せる！風水なんて気にしない！むしろ大木に守られているようで居心地が良い」

そんな風にポジティブに捉えられるのであれば問題ありませんが、そうでないならこのような物件は避けるのが賢明です。

住み始めて何かあってからまた引っ越すのは費用的に負担になりますし、少しでも気になる要素があるのであれば別の物件を検討されることをおススメします。

傘立てに放置されたままの傘

雨の日は、傘を差しますよね。

帰宅後、使った傘はどうしていますか？

そのまま玄関の中にある傘立てに入れて、そのままにしているという方も多いでしょう。

しかし、それはＮＧです。

まず、なるべく室内に雨水は持ち込まないこと。

雨水は「陰」の気を発生させるものなので、家の中の運気を停滞させてしまいます。

傘立ては玄関の外に置き、傘はそこに入れてから玄関に入るようにしましょう。

そして、雨が晴れたら傘も傘立てもベランダに出して乾燥させること！

傘立てに入れたまま次の雨まで放置･･･ってやってしまいがちですが、カビの原因になりますし、なにより家の前に陰の気がたちこめる原因になってしまいます。

それでは福の神さんは素通りしてどこかに行ってしまいます。

その都度、しっかり乾かして、傘は所定の保管場所に収めておきましょう。

それが結果的に傘を長持ちさせることにもつながるのです！

玄関に物があふれていてドアが全開できない

玄関のドアの前に自転車やベビーカーを置いていたり、ドアを開けて入ったところに傘立てやらゴルフ用品やらが置いてあったりするお宅も多いですね。

玄関に物があふれていると「社会で出世することが阻まれる」と言われているので、玄関にはなるべく物を置かずスッキリさせておくに越したことはありません。

特に注意して欲しいのは、「物があるせいでドアが全開しない」という状態です。

ドアが全開しないと、エネルギーは自由に循環できません。

本来なら幸せなエネルギーを100受け入れられるところ、50になってしまうとしたら･･･それってもったいないですよね！

せっかく訪ねてきてくださった幸運さんをフルに家の中にお招きするためにも、ドアは全開できる状態をキープしましょう。

また、玄関前は「明堂」と呼ばれており、成功や金運を呼び込むにはここを広く確保することが大事です。

それなのに、自転車やベビーカー、鉢植えなどで塞いでしまうのはもったいない！

自転車は可能な限り、自転車置き場に置くようにしましょう。（ない場合は、少なくともドアの開閉に支障がない置き方を工夫すること！）

ベビーカーは、ちょっと面倒くさいですが毎回折りたたんでから玄関内にコンパクトに収納しましょう。

理想的には、「どこに、どうやって収納しておくか？」を購入前に考えておくことをおススメします。

玄関が昼でも薄暗い

間取りの都合で、日中でも薄暗くなってしまう玄関もありますよね。

玄関風水の基本は「広く、明るく、清潔に」。

日が入らない玄関は、そこを通る時に気分が暗くなるばかりでなく、雨に濡れるとなかなか乾きません。

湿気が溜まりやすく、衛生面でも難あり。

「せっかく福の神が入ってきても、すぐに出て行ってしまう」という説もあり、風水的に見ると非常に危険度の高い玄関です。

しかし、間取りの都合でそうなっているならどうしようもないですよね。

その場合は、照明を利用してその場所を明るくする工夫をしましょう。

たとえば電池式のLEDジャーランタンなどを置いておけば、照明をつけなくてもほのかに明るい状態を保つことができますよ。

インテリアとしてもおしゃれなので、誰も「風水のために置いている」とは思わないでしょう。

いろんなデザインのものが出回っているので、感性にフィットするものを選んでみてください。

風水は、楽しみながらやることが一番大事です！

下駄箱の中に余裕がない

ドアを開けて家の中に入った瞬間、「もわっ」と嫌な臭いがする。

ルームフレグランスを置こうが、アロマを焚こうが、その「もわっ」が復活してしまうんだけど･･･。

そんなお悩みの声もよく耳にしますが、もしかしたらその原因は「下駄箱の中の靴」にあるのかもしれません。

何年も履いていない靴や、履きつぶして汚れた状態の靴が何足もギュウギュウに詰め込まれていたりはしませんか？

靴には私たちが想像する以上に湿気（主には汗）がしみついており、それを暗くて狭い、空気の流れが遮断された場所に押し込んでおくことは非常に不潔なことです。

特に梅雨のシーズンなどは要注意！

気付かぬうちにお気に入りだった靴がカビていた･･･なんてことも珍しくないんですよ。

汚れた靴、カビた靴が発する「陰」の気は玄関の運気を下げる原因。

「一人○足まで」と家庭内でルールを決めて、何年も履いていない靴は思い切ってサヨナラしましょう。

大人になると靴のサイズが大きく変わることはありませんが、久しぶりに履いてみると、「あれ？なんかしっくりこないなあ」「あ、ソールの接着が剥がれてる」等々、すでに履けない状態になっている靴も多いものです。

少なくとも年に1回くらいは下駄箱の中も整理しましょう。

扉を開けると正面に窓が見える

マンションやアパートだと、玄関を開けて真正面に窓があり、そこから光が射し込んでいるという間取りも多いですよね。

一見、明るくて良さそうに思えるのですが、これ、実は風水では危険度100のNGな物件です。

なぜなら、入ってきた運気がまっすぐ窓から抜けて出て行ってしまうから。

専門的には「洩財宅」といいますが、読んで字のごとく、特にお金が漏れ出て行ってしまうことになります。

「そんなこと言われても、もう住んじゃってるよ」という方のために、対処法があるのでご安心ください！

• 玄関と窓の間にドアがあるなら、常にドアを閉めておく
• ドアがない場合①：、ついたてやパーティションを置く
• ドアがない場合②：のれんやクロスを吊るす
• ドアがない場合③：窓の前に背丈が高めの観葉植物を置く

つまり、運気が窓に向かって直進してしまうのをブロックするために、空気の流れを変えるアイテムを置くと良いよ、ということです。

「頑張っているのに報われない」

「どんなに働いてもお金が貯まらない」

そんな状態になる前に、早めの対応をとることをおススメします。

家庭の運気は玄関から！風水で運気をあげて幸せになる

玄関を整えることで幸せを引き寄せやすい家を作る、「玄関風水術」についてご紹介しました。

悪しきを避け、自分たち家族にとって良いご縁だけを招き入れるために、最低限覚えておきたい大事なポイントを整理します。

• 玄関はポジティブな自己暗示をかけるために大事な場所である
• 玄関を「パワースポット」にすれば毎日モチベーションを維持できるようになる
• 玄関は「広い、明るい、清潔」が鉄則
• 高額な風水アイテムよりも、自分が好きなもの、笑顔になれるアイテムを置くことが大事
• 玄関周辺のガラクタは、そこに住む人の人生にトラブルをもたらす

風水において玄関は、ちょっと大げさな言い方をすれば「そこに住む人が社会とどう向き合うかを象徴する場所だ」と言っても過言ではありません。

周りからどう見られるか？どう見られたいのか？

社会に対して、何を与えられる人生にしたいのか。

玄関が乱雑な状態では、社会に対しても真摯に向き合うことができません。

朝は英気を養い、帰宅後はほっと癒しをもらえる。

家族にとって玄関がそんな「パワースポット」になるように、まずは堂々とドアを開けられる玄関を目指して今からお掃除を始めましょう！